2021年 04月 12日
502. パンの記念日 「パン祖 江川太郎左衛門」
4月12日はパンの記念日
エキサイト ブログ の表題で パンの記念日 1842年4月12日です。を見つけた。この日、伊豆の韮山で兵糧パンという乾パンが作られました。 これは一言書いておかなければならない。 伊豆の韮山には、世界遺産に登録された 韮山の反射炉がある。
伊豆の韮山に行ってきました。
何を反射するから、反射炉なのか。行ってみれば、判明する。反射炉とは、レンガ造りの溶鉱炉。炉の中で、石炭を燃やし炉の天井に発生熱を反射させ、その熱で砂鉄を溶かして、鉄砲を鋳造する。溶解鉄の中に混ざりものが混入しなくなるということでしようか。
この反射炉を築造指示したのが、時の代官、「江川太郎左衛門」 そして、この人物が、日本ではじめてパンを焼いた人である。「パン祖」とも呼ばれている。このときに、使った「パン窯」が、太郎左衛門の屋敷に置いてある。「埃にまみれた大きな中華鍋」という代物ではあるけれど、国宝なのだそうである。なぜ乾パンを焼いたのか。現地に彼の功績・生い立ちを含めて説明されている。先に「兵糧パン」と書かれているように、兵糧のためである。江戸末期、明治に変わろうという時代に、農民を組織して、兵隊とした。かれらの携帯食量としてのパンである。
彼の功績を読む。もう少し長生きしたら、学校の教科書に名前が載っただろうなと思う。大河ドラマに取り上げて欲しいという、関係者の声、そうだよねー。民兵を組織した、と書いてある。軍事訓練のための号令が、「きおつけ」「右向け、右」などというもの、これも彼がはじめた。すべては、韮山で仕入れた知識。聞き覚えのある歴史的人物の名前がいろいろとあがる。ペリー来航 にも、彼が関係し、外敵の危機に際して、 東京湾に大砲の基地である 「お台場」を建設する。江戸から明治へ、歴史ドラマを感じる話が満載です。なぜ、表舞台に現れないのでしょう。(明治元年 1868年)
by 13sakura
| 2021-04-12 21:43
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